技術の経糸(タテイト)、心の緯糸(ヨコイト)が交わって「織る」という感動が生まれます。
古来より日本人は、繊細かつ丁寧な手仕事で高品質の織物を生み出してきました。マシンスペックがいかに上がろうとも、最後の決め手になるのは、手仕事の妙。「神は細部に宿る」の言葉にもあるように、豊富な経験を積んだ職人たちの情熱が、アルテクロスの技そのものだといえます。
私たちの製品には、名前は刻印されていません。技術こそが私たちのブランドです。そんなブランドを創り上げているスタッフの紹介です。一人ひとりプライドをもって仕事をしています。
入社して約1年半は製造課でモノづくりの現場を経験しました。その後係替えがあり、現在は生産管理部門で生産計画から進捗管理を主に担当しています。受注から生産・出荷までの一連の流れを把握し、工場全体の計画を立てたり、トラブル時に対応したりするので、緊張感もありますが、やりがいを持って仕事をしています。
アルテクロスは、モノづくりの会社のため、職人気質のスタッフが多いと感じます。私自身「失敗を恐れずに、チャレンジする。まずは一度やってみる」ことを大切に、先輩に教わりながら仕事を覚えていきました。生産管理は非常に難しい仕事ですが、何か問題が起きた時にも、現場の方から様々な情報を集め、上司に相談し、ベストな判断をできるようにしています。時にお客様から厳しいお言葉をいただくこともありますが、私の仕事は「人と人とを繋ぐこと」だと思っていますので、「私はこうしたい」という自分の意志や思いをしっかりと持って取り組んでいます。
職場では、コミュニケーションを多く取るようにしています。仕事をしていると、どうしても納期を早めないといけないなどの緊急の案件が発生しますが、そのような場合にも普段からコミュニケーションをとることで、「できない」ではなく「どうしたらできるか」という視点に立って、協力して仕事を成し遂げることができます。そのような時に、一人ひとりが「責任感」と「誇り」を持って仕事ができる、いい環境だなと強く感じます。社長も含めて社員同士の距離感も近く、思っていることや考えていることを素直に意見として出し合い、よりよい仕事をしようとする意識を高められることもとても嬉しいです。
アルテクロスは「モノづくり」の会社であり、「何事にも挑戦できる」会社です。モノづくりは工程の積み重ねがあって成り立つもので、そのためには社員一人ひとりの力が欠かせません。普通なら「できない」ことも、様々な現場の人が協力して「できる」ようにするために、私たちは日々挑戦し続けています。ぜひ自分の可能性を試してみませんか。
高校に来た求人票を見て「何か自分が知っているものを作っている会社はないかな」と探していた時に、当社の製品が「東京ドームの屋根に使われている」と紹介されているのを見つけました。初めて「地元にこんな会社があるんだ」と知り、関心を持ったのが就職のきっかけです。
入社後、伝票作成や原料・資材の発注を行う「生産管理課」に配属になり、その後異動して検査部門で反物を検査する仕事をしています。欠点の種類を判断する仕事は難しいですが、先輩の後ろに立って一通りの流れを確認し、欠点内容などを一緒に検査しながら学んでいるところです。目で見るだけではなく、手で触れ、その感覚で検査することもあります。
私が仕事をする上で心がけているのは、「迷ったら、必ず確認する」ということです。「この部分がわからないです」と言って、怒るような人は、この職場には一人もいません。むしろ、早めに対処しなかったことで問題が大きくなることの方が怖いと思います。自分の検査で「大丈夫」と判断したら、当社の製品として出荷されてしまうので責任重大。自信がない時に「確認すれば必ず対応してもらえる」という安心感があるので一人で悩むことがないですし、手助けが欲しいときは、声をかけやすい環境があると思います。
惜しみなく仕事を教えてくれる先輩は、親世代から祖父母世代の人たちまでいて、みんなあたたかい目で見守ってくれています。仕事だけでなく、人として大切なことを教えてもらっている毎日です。
有給休暇が取得しやすいので、仕事とプライベートのメリハリがつけやすいのも当社のいいところです。推しのライブチケットが取れたら、その日を楽しみにして元気に仕事に励んでいます。
私は体を動かすことや細かい作業が好きなので、工場で仕事をしたいと思い、アルテクロスに入社しました。実際に仕事を始めてみると、先輩方もとてもやさしく、気軽に話せる雰囲気があってとても楽しく毎日を過ごしています。
現在は基本的な作業として、緯糸の交換や、経糸が切れた時に、糸を直す仕事をしています。クロスを織っていると何本も糸が切れることがあって、それを元通りに直せた時はとてもうれしいです。機械の設定などの難しい仕事はまだやっていませんが、これから習得することになると思うので、早く覚えたいです。
仕事を覚える時には、まず先輩のやり方を一通り見て覚えます。一つでも説明を聞き逃すとその後の作業が全てずれていくため、教わっている時には先輩の手元を見ながら集中して話を聞き、後でメモを取って忘れないようにします。先輩には質問がしやすく、わからないことがあったら丁寧に教えてくれて、できるようになるまで見守ってくれます。以前、私が仕事でミスをした時にもフォローしてくれました。私も仕事を教える立場になったら、そういう先輩になりたいと思っています。また、私は2021年に2ヶ月間他社に出向し、糸づくりの現場を見てきました。様々な学びが今の仕事にも生きていると強く実感していますし、そのような機会がもらえたことにも感謝しています。
アルテクロスは社員一人ひとりが仲良く、長く仕事が続けられる雰囲気のいい会社だと感じています。そして、どのようなことにでも挑戦し続け、社員が成長できる会社です。私と一緒に様々なことに挑戦してみませんか。
以前、ガラス繊維の商社に勤務していた時に転職を考え、アルテクロスへの入社を決めました。入社当時は、製造課で約2年間モノづくりの現場を経験しました。前職の経験から、ガラス繊維などについての知識は持っていましたが、初めて学ぶことが多く、驚きと発見の連続でした。
現在は、検査部門で織り上がった反物を、検査台を使って検査する仕事をしています。欠点修正といって、緩んでいる糸や撚り不良の糸を修正します。糸は、1本の単糸、数本の糸を撚り合わせた撚糸があり、どうしても織りの過程で不具合が出てしまうため、拡大鏡と針を使って一つずつ直していきます。修正した後には製造課の人にも報告し、よりよい製品づくりに繋がるよう努めています。私は入社後すぐに製造(織り)課に配属となりましたが、その時の経験が本当によかったと感じています。モノづくりの現場を知っているのと知らないのとでは、検品の視点も全く違うと思うからです。
アルテクロスは職場の雰囲気もよく、社員同士のあいさつが徹底しています。コミュニケーションは仕事をする上でとても大切だと考えていますので、とてもいい環境で仕事ができていると実感しています。これからも製品の検査も含め、様々なことに積極的にチャレンジして、自分自身の技術を高めていきたいと考えています。
他業種からの転職も含めて、モノづくりの経験がないと不安に感じることも多くあるかと思いますが、私のように全く経験がなくても技術を習得すればできる仕事です。ぜひ一歩踏み出して、挑戦してほしいです。
織機を動かす前工程で、経糸(たていと)を掛ける作業を担当しています。経糸を開いて緯糸(よこいと)が通る場所を作るための綜絖(そうこう)に糸を通し、筬(おさ)にそって織機にかけていきます。…ここまでの説明を聞くと、専門用語ばかりで面食らってしまう方がほとんどだと思います。私も入社時には、職場の人から何を言われているのか全く分かりませんでした。
それでも、入社後に先輩が一つひとつ丁寧に、そして区切りのいいところまで一緒に作業をしながら教えてくれたので、着実に理解し、できる仕事を増やしてくることができました。
今、私が仕事で関わっているのは、製造のスタート地点です。工場で出来上がった製品があると「できたんだなぁ」とうれしく思います。糸の本数が多い大きな製品であれば、なおさらです。
最初の不備は後工程にすべてに影響するので責任は重く、根気のいる作業ではありますが、もともと私は「ものづくり」が好きで、ビーズ細工などの細かい手仕事が大好きでした。少しだけサービス業で働いたこともありますが、私には、現在のようなコツコツと仕事ができる製造業の方が向いていると実感しています。
この会社はコミュニケーションがよく、わからないことを気軽に聞きやすいですし、トラブルにつながりそうな「気づき」があれば、みんなで共有していく雰囲気があります。なにか相談ごとがあれば、上司が親身に聞いてくれるので、安心して仕事を続けてくることができました。これからも、責任をもって自分の仕事に取り組み、できることを増やしていきたいと思います。
社会人になってから「ものづくり」に携わることが多く、前職は食品関係の製造業に就いていました。アルテクロスとの出会いはハローワークです。求人を見つけて工場見学に来た際、織機で製品を織り上げる工程を見て、とても感動しました。また、会社の人たちが元気にあいさつをしてくれたのが好印象で、「私もこの会社でがんばってみたい」と思いました。
現在は、完成した製品の検査をしています。さまざまな専門用語が飛び交うので最初は何のことを言っているのか分からず戸惑いましたが、同じことを聞いても根気よく教えてくれる先輩のおかげで、少しずつ仕事を覚えることができました。もし理解できるまで時間がかかっても、丁寧に答えてもらえるので、環境に慣れるまで時間がかかる私も今は気負わず自然体で働けています。
検査は製品を出荷する最終工程で、製品の幅や密度、厚さ、毛羽などを確認し、欠点を目視で確認します。場合によっては、拡大鏡を使って品質を確認する場合もあります。クロスによって基準が異なるので、それぞれの特徴を把握するのに苦労しているところです。製品の修正作業をすることもありますが、私は慎重すぎるのかまだ先輩のようなスピードでは作業できませんが、任せてもらっている仕事を確実に責任をもってこなせるようになるのが目標です。さらに今後は、先輩たちの仕事を見ながら、技術を学んで自分のものにできるように努力していきたいと思います。
ほとんど残業がなく、しっかり休みを取れるのも当社のよいところです。入社後に時間の余裕ができて帰宅後に自炊できるようになりました。しっかり休んで心身ともに落ち着いて生活できると、「今日もがんばろう」という前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになると思います。
定年までガソリンスタンドに勤務していましたが、その後シルバー人材センターの紹介によりアルテクロスに入社しました。それまで経験した業務とは全く違いましたが、仕事はとてもやりやすいと感じています。
私は、小巻き、巻き返しなどを担当していますが、周りの社員の方々に教わりながら仕事を覚えてきました。最初は思うように仕事を覚えられず、難しいことも多くありましたが、自分でやって上手にできたなと感じた時にやりがいを感じます。現在は、自分の仕事に納得できるかどうかを大切に、責任感を持って仕事をしています。
アルテクロスで仕事をしていると、人とのつながりを強く感じます。社員皆さん親切で、やさしく仕事を教えてくれます。私のようにリタイア後に新たな環境で仕事をすることに不安を感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、ここには様々なことに挑戦できる環境がありますので、失敗を恐れずに挑戦してほしいです。私も体が元気な限り、仕事を続けていきたいと考えています。