ガラス繊維は、引張強度・電気絶縁・耐熱・耐蝕といったきわだった特性を生かして、用途は大きく広がっています。
燃えない、電気を通さない、伸びが少ない等、特性があり、産業資材関連が主流です。主要製品はガラス繊維膜材で、「東京ドーム」、「かしまスタジアム」などの国内スタジアムを始め、北京オリンピックの「鳥の巣」も当社の製品が使われております。又、ガラスの糸に塩ビコーティングされている糸を使用したロールスクリーン生地も製造しており、東京都庁、日本テレビ、コンビニなどに使われております。
その他、網戸、砥石、防炎壁クロス、床材等幅広く当社製品が使われております。ガラス以外でも、玄武岩を原料としたバサルト繊維クロス、防弾チョッキにも使用されている強度の強いアラミド繊維クロス製造にも力を入れており、織物と名の付く物には、何にでも挑戦する意気込みで取り組んでいます。
機械にしてしまうと大量生産には対応できても、個性的な商品に対応しづらいと言うデメリットがあります。
アルテクロスでは、他社様がなかなか手を出しにくい部分にも、柔軟に対応するためにあえて手仕事である事にこだわっております。
他社で真似のできない幅の広い織物を製造できることが一番の強みで、最大幅で5mの織物ができる製造設備が有ります。
又、多種多様の機械設備を揃えていますので、製品幅が20㎝から5m、厚さ0.03mmから10mm等、お客様の様々なニーズにお応えできる製品を提供出来ます。
大きな工場では、同じ機械を多数そろえ、少人数で大量生産する形式を取りますが、生産性向上のため、小ロット、頻繁な仕様変更をきらう傾向があり、細かいニーズにお応えしきれないと思います。
今後、国内で製造業が生き残っていく為には「スキマ」を狙うことが必要と考えています。これからも技術力を高め、お客様に満足される製品を提供するよう会社一丸となって努力いたします。
厚生労働省が、一定期間労働災害を発生させることのなかった事業場に対して授与する記録証「無災害記録証」に、アルテクロスも平成9年から挑戦しています。スタートして27年目の令和6年3月で無災害7000日を達成する事ができ「無災害記録証」をいただく事ができました。現在も次の目標に向かって無災害の日数を延ばし続けており、今後も無災害を継続できるよう、身を引き締め、整理整頓を心がけ、社員一人ひとりの目標として頑張ります。